乳がんを早期発見するための検査

マンモグラフィ検査

乳がん検診を行って、非浸潤がんが見つかる確率と言うのは、昔は5%程度と言うところでしたが、今では10%程と増加傾向に有る事がわかっています。

 

なぜ、乳がんが見つかる確率が高くなってきているのでしょうか。その理由の一つにマンモグラフィの導入が有るからだと思います。マンモグラフィが今までの検診以上の精度で乳がんを見つけてくれるために増加していると言う数字が出ているのではないでしょうか。

 

マンモグラフィはレントゲンと同じです。そこで気になるのが放射能です。マンモグラフィを1回やって受ける被曝線量は0.05~0.15ミリシーベルト位だと言われています。日常生活において1年間に受ける自然放射能は2.4ミリシーベルト位だと言うことなので、被爆の事で神経質になる量では無い事が分かります。

 

ただし、妊娠中の方や授乳中の方、妊娠の可能性がある方は、放射能がどんな影響を与えるか分からないので避ける様にした方が良いでしょう。

 

意外にもマンモグラフィはアナログでフィルムを使って処理されています。もちろん今後デジタル化されていくと思います。デジタル化されると、データ管理がしやすいと言う事、画像の加工もしやすいと言うことが挙げられます。それによって撮る回数も減らせますので無駄に放射能を浴びる必要が無いのです。

 

このような事が実現されていくと、今後ますます乳がん検診は発展していくのではないでしょうか。そして早期発見、早期治療が可能になるのではないでしょうか。